なぜ話が通じない?当事者の脳内「ドーパミン代謝」と「翻訳システム」をAI思考で徹底解剖

※この記事は[【第1回】ADHD×ASDのウルトラメンドクサイ私が覚醒するまで]の続きです。
 発達特性(神経多様性/ニューロダイバシティ)についての全4話シリーズです。

今回は、一般の定型発達の方からは見えにくい「ADHD・ASDの脳内で何が起きているのか?」を、超ロジカルに、極力簡単に解説していきます。更に、ADHD×ASDのダブル特性の生態もご紹介。

大前提として、私は「特性を理解しろ!受け入れろ!」と言うつもりは一切ありません。純粋な「事実ベースのメカニズム解説」としてお読みください。

1. なぜ「飽きやすい」のか?(ドーパミン代謝メカニズム)

  • 定型発達の脳:
    興味関心に対して段階的にドーパミンが放出されます。
    関心の度合いが「綺麗なグラデーション」で変化します。
  • ADHDの脳:
    元々のドーパミンレベルが低いため、新しい刺激に対して「一気に急上昇(スパイク)」します。
    全体像が見えた瞬間、急速にドーパミンが低下します。
  • ASDの脳:
    ドーパミンの「新規性」ではなく、「規則性・再現性・収集・構造化」によって安定感を得ます。
    興味の対象は一見限定的ですが、一度ハマるとドーパミンが持続的に放出され続け、「飽きずに何年・何十年も没頭する(限定的興味・過集中)」という真逆の挙動を示します。

【併発(ADHD×ASD)の場合のリアル】
ADHDの「目移り(急上昇&急降下)」と、ASDの「一度ハマったものへの執着」が同時に存在します。
「あるテーマに強烈に執着して専門知識を深めているのに、途中の事務作業や周辺の細かい収集作業に急に飽きて放り出す」という、「超・局所的な飽きと執着の混在」が起こります。

2. なぜ「優先順位」がバグるのか?(実行機能と認知の偏り)

  • 定型発達の基準: 「興味」<「重要度や期限」
  • ADHDの基準 : 「重要性」<「刺激の強さ(新規性・緊急性・興味)」
  • ASDの基準   「重要性」<「こだわり・手順の完璧さ・自分のルール」

ADHDは「新しい刺激」にワーキングメモリを奪われてタスクが消出します。
ASDは「手順の不確実性」や「マイルールの崩壊」に対する強いストレス・恐怖からフリーズします。
「やり方が100%完璧に分からないと一歩も動けない(0か100か思考)」状態になり、側から見ると優先順位を無視して放置しているように見えてしまいます。

【併発(ADHD×ASD)の場合のリアル】
ADHDの「衝動的に思いついたものから手をつけてしまう」衝動と、ASDの「決まった順番通りにやらないと気持ち悪い」こだわりが喧嘩を起こします。結果として「何から手をつければ正解なのかパニックを起こし、脳がフリーズして一切動けなくなる」という強い疲弊を生みます。

3. なぜ「約束・時間管理」ができないのか?

  • ADHDの脳:
    時間感覚が「今」と「今以外」の2つしか存在しない。
    「今(直前)」になって初めて危機感からドーパミンが出て爆速で終わらせる。
  • ASDの脳:
    時間の概念自体は理解できますが、「予測不能な変化(予定の変更)」に対する脳の切り替え(シフト能力)が著しく低いです。「10時に出発」と決めていたら、9時59分までの工程が完璧にイメージ通り進まないだけでパニックを起こします。また、自分の内面世界の没頭による「タイムスリップ(時間の概念の喪失)」も起こります。

言い訳のメカニズムに関しても、ADHDが「パニックによる自己防衛」であるのに対し、ASDは「自分の完璧な論理(マイルール)を守るための理屈」を並べ立てるため、一見すると頑固で言い訳がましく見えてしまうことがあります。

【併発(ADHD×ASD)の場合のリアル】
ADHDの「見積もりの甘さ・不測の遅刻」と、ASDの「予定通りにいかないことへの強いストレス」が衝突し、深刻な自己嫌悪やパニックを引き起こします。 「10分前に着くはずが、ADHDの衝動で直前に別のことに手を出して遅れそうになる(ADHD)」→「自分の建てた計画が崩れたことで強いパニックとパニックによるフリーズが起きる(ASD)」という悪循環に陥りやすくなります。さらに、「遅れるくらいなら一切行きたくない(0か100か思考)」と極端な行動に出てしまうこともあります。


4. ADHDは「感情エスパー」、ASDは「文脈・空気の非受容」

  • ADHDの脳内:
    常に思考が多重走行する「脳内マジカルバナナ」状態。他者の不快感や微細な感情の変化を瞬時に察知(オーバーセンシティブ)し、ADHD語を定型語に翻訳する作業で脳がオーバーヒートする。
  • ASDの脳内:
    相手の表情やその場の「暗黙の了解(文脈)」を自動で読み取る脳のネットワーク(ミラーニューロン等)の働きが独特です。そのため、空気ではなく「文字通りの意味(言葉の定義)」で理解しようとします。

【コミュニケーションにおける対比】

  • ADHD: 相手の「無言のイライラ」を察知しすぎて自滅・パニックを起こす。
  • ASD: 相手が「言わなくても察してほしい」と思っている意図に気付かず、言葉通り受け取って行動するため、「冷たい・空気が読めない」と誤解される。

【併発(ADHD×ASD)の場合のリアル】
「相手のネガティブな感情(怒りや拒絶)には過剰なほど敏感に反応して傷つく(ADHD的)」のに、「なぜ相手が怒っているのかという文脈や理由は正しく読み解けない(ASD的)」という状態に陥ります。これが「強烈な生きづらさや対人不安(RSD:拒絶過敏性)」の大きな一因となっています。


とまぁ、いろいろあります。

ただね、当人にしてもその家族にしても言いたいことがある。

「発達特性持ってるからなんやねん」って事。

私は発達関係だけじゃなく、身体的・先天的特性(わかりやすく障害と言うね)の子供たちのケアをしてきた。
親御さんたちもたくさん見てきたし、本人たちとも沢山かかわってきた。
私は理解や共感できる部分がある。だから言葉がなくても「何を求めて癇癪を起しているのか?」が、ちょっとわかる。でも、この「ちょっとわかる」が『何一つわからない』状態だったら・・・

しかもそれが我が子だったら・・・

大変だよね。って言葉で終わらせられないくらい大変だと思う。



療育とかあるよ?
でもね・・・もし親御さんで見ている人がいるなら知ってほしい。
 言葉がうまく伝わらなくても。
 こだわりがあっても。
 意味不明な癇癪があっても。
 パニックを起こしても。
わたしを含むすべての特性持ちは、いち人間。ただの人。
ダメなことはダメ。やるべきことは、出来なくても繰り返しやり続ける。脳の特性があったとしても、脳は成長し続ける。いち人間として、上も下もなく、対等に生きればいいだけ。『私が何とかしなきゃ!』なんて思わなくていい。できない事は出来ない。それでいいんだよ。



親に対しても、インフルエンサーや有識者が、HOW TOを教えてたりする。
「常識」とか「当たり前」とか「迷惑」とかっていう、恐怖や負の感情をベースに教えてる。
勿論、子供が大人になったら必要なテクニックもある。でも、私たち、彼らは、一人で生きていく訳じゃない。

更に言えば、「常識」も「当たり前」も「迷惑」も、人それぞれ違う。
・あなたが子供だった時に、大人が「常識」を盾に我儘を通していたらどう思った?
・あなたが「当たり前」を知らなくて怒られて、恥ずかしい・悔しい思いをしたことがあるはず。けど学んだよね?
・電車で我が子が泣いていたら、他者に「迷惑」が掛かってる。でも、我が子が生まれた瞬間泣いていたことを「迷惑」だと思わない。


迷惑だと思っている人は、大きな声を上げる。
でも、迷惑だけど仕方ないよねと思う人は、何も言わない。
全く迷惑だと思ってない人は、無言で笑ってるよ。


他人の価値観なんて、エスパーじゃなきゃわからない。
声を上げない多数の人たちの『優しさ』を、勝手にネガティブに変換するのは失礼だと思ってる。

当事者も家族も周りの人も、あなたの目の前の人にフォーカスしてほしい。
第三者なんて関係ない。
あなた自身と、あなたの目の前の人を見つめてほしい。


▶ 次回予告(第3回)【当事者向け】ADHD×ASDの脳を乗りこなす!自分を攻略する12の自律コントロール術

脳の仕組みが分かったところで、「じゃあ、どうやって自分をコントロールするのか?」
次回は、私が実際にやっている「脳を騙す12の自律トレーニング」を全公開します!


I hope your life is calm everyday.
Let’s positive thinking~♪
See you👋びぇびぇ

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