

その国の文化を知っていくのは、マナーであり礼儀。
でも、なかなかなじみのない文化を理解することはとても難しい。そのせいか、最近日本人のトラブルもそれなりに耳にするようになってきた。特にKLの日本人観光客に関するトラブル…というか不満が聞こえてくる。
他国に行く場合、歴史的背景も加味して、理解してから行かないとトラブルは当たり前におきます。
トラブルにならないまでも、現地の方の不満は募っていく・・・
住むにしても、観光だけだとしても、知っているだけでみんなが幸せになれる「マナー集!」を作ってみました。
流し読みでもOK👍 頭の片隅にそっと入れておいてほしいです。
基本的にマレーシアは多民族国家で、様々な文化に対して寛容な国民性です。国教がイスラム教徒はいえど、中華系・インド系の方々(他宗教)が30%くらいを占めています。しかし、KL中心地から他地域に一歩出れば、そこはエリアごとに文化が違います。
「イスラム系の文化が強いエリア」
「イスラムでもありながらマレーの文化が強いエリア」
「インド系の文化が強いエリア」
「中華系の文化が強いエリア」と。
しかもそれが、いち地域というよりも、道路で区切られたブロックごとに違ったりする。
其々のエリアに、それぞれの文化があって、それぞれの暗黙のルールがある。
だからこそ、トラブルが起きたときの対処法も全部違ってくる。ただ一つ言えるのは、日本人が引き起こす大きなトラブル=「宗教への無知が多い」ってことです。(女性とかお金問題もあるだろうけどねぇ)
日本人以外はほぼ皆「宗教」がベースになって生きている。
でも、一般論で言えば日本人は宗教に対しての意識が、著しく低い民族です。
イスラム教に限りませんが、生きているから宗教を崇拝するのではなく、宗教があるから生きているという価値観の人も多々いらっしゃいます。だからこそ、そこに軽率な気持ちで関わってしまうと、大きなトラブルになりかねません。
正しい知識をもってして、自分の身は自分で守ることを徹底してください。
- 他者やものを、人差し指でさし示すのはNG。
- 数字は親指から数える。
- 女性は過度に露出しない。透ける服もNG。(特に髪の毛・首・胸元)
- 路上でご飯を食べない。
- ハラル記載がないものをむやみに人に渡さない。
- 宗教イベントをチェックする。
- 男性にむやみに笑顔を見せない。目を合わせない。
- 現地の言葉を最低限覚える(「私はマレー語が理解できません」「ありがとう」「すみません」くらい。)
- モスクは観光客向けに解放されている場所以外行かない。(特に女性)
- モスクにキャラクターものをもっていかない。(そういったプリントもだめ)
- 小銭(MAX20RM札)を持ち歩く。
- QRコード決済アプリを設定しておく。
- 握手はしない。(男性対女性)
- 腰に手を当てない。
- 足の裏を人に向けない。
- 喫煙所はほぼない。飲食店前や公園など全面禁煙。
- 公衆の面前でイスラム教の教えに背くことを言わない・しない。
ざっと思いつくのはこれくらい。
基本的に、イスラム教ベースの考え方でのNG事項が多いです。禁止されている行為というよりも、マナーです。(宗教的には禁止されている行為もあります)。
観光客や外国人である以上、すべての文化を理解して尊重することは難しい。それでも、お邪魔するからには理解しようと努力する事が必要です。特に国民の70%を占めるイスラム教徒に対する配慮は必須です。
其々の理由や背景も含めて少し説明していきます。

①人を人差し指でさし示すのはNG。
人を指し示す事=相手に悪魔が宿ると言われています。
②数字の数え方は親指から
1の延長もあり、人差し指を一本立てること自体が嫌悪感を引き起こします。
③女性は過度に露出しない。透ける服もNG。(特に髪の毛・首・胸元)
女性が髪や肌を露出をする事=神を畏れない(尊敬しない)行為とされる考え方があります。
イスラム教の中でも様々な解釈がありますが、足の甲が見える事自体NGだったりもする解釈もあるほどです。Malaysiaはそこまでではありませんが、配慮は必要です。
④路上でご飯を食べない
これはどこの国でも一緒です。正直、その辺で食べながら歩いていたりする人は、男女問わずほぼ見かけません(ローカル地域)。一部のイスラム教の解釈では女性の公共での飲食は好まれない傾向があるのでその影響かもしれません。
⑤ハラル記載がないものをむやみに人に渡さない。
前述したように、宗教に対する意識の違いがあります。
人によってハラルへの厳密さは異なりますが、豚エキス(添加物としてのゼラチンなど)もだめ、工場で作られているもの(機械の潤滑油が使われている)もだめ、作った人間がムスリムではないなど、個々の基準は見えません。最低限ハラルマークのついているものを渡しましょう。
⑥宗教イベントをチェックする
ラマダン(絶食期間)などを含む宗教行事を把握しましょう。
マレーシアでは「Hari(日)Raya(祭り)」/ハリラヤと呼ばれる祭日が多々あります。イスラムだけではなく、インド系・中華系のお祭りも開催されます。大きなイベントだけでOKですので、そのお祭りの日に相応しくない行為(人前で食べ物を食べるなど)を避けましょう。
⑦男性にむやみに笑顔を見せない。目を合わせない。
これは女性に特化しています。
イスラム教では基本的に、妻ではない方をじろじろ見ることはマナー違反です。
インド系の方など結構ガン見してくる方はいます。そこに、言葉も通じずににこにこしていたり、笑顔を返すことは「好意」を返していることになります。
マレー語・英語・中国語・タミル語・ウルドゥー語で意思疎通がとれて、且つ断固として拒否できる人でないとトラブルになります。
⑧現地の言葉を最低限覚える。
マレー語はほぼローマ字読みです。更に文法や単語は英語とほぼ一緒です。簡単な文章だけ覚えておくだけで、相手の厚意を無視せずに済みます。
「私はマレー語が理解できません」→Saya tidak faham Bahasa Melayu.
(サヤ ティダッ ファハム バハサ メラウ)
「ありがとう」→terima kasih
(テリマカシ)
「すみません」→maaf
(マァフ)
「お願いします」→tolong
(トロング)
⑨モスクは観光客向けに解放されている場所以外行かない(特に女性)
モスクは地域ごとの公民館の役割も持っています。更に、宗教思想のみならず、政治的思想などを含めた社会交流の場となっています。また、女性の礼拝も可能ですが「男性の場所」という根強い意識があります。
宗教ベースの聖地に、宗教に知識のない人間がずかずか入っていくのは非常に無礼です。観光客向けに開放されていないモスクには、行かないでください。(Muslimに誘われていく場合であっても、そういった価値観の人がいることを念頭に入れてください)
⑩モスクにキャラクターものをもっていかない(そういったプリントもだめ)
イスラム教は偶像崇拝を禁じています。なのでキャラクターものはダメです。装飾においてもムスリムはアラビック模様などに限られています。(自宅にコレクションしている人は結構いる(笑))
⑪小銭(MAX20RM札)を持ち歩く。
Malaysiaではコンビニでも大きな金額のお釣りを嫌がります。一つはお釣りが無くなってしまうから。もう一つは、意外と計算できない人が多い。今時電子レジなので、表示されていますがローカルだとほんとーーーーに嫌がられます。むしろ、計算しないことが基本なので、レシートは貰えないしチップとして回収されるのも普通です。
⑫QRコード決済アプリを設定しておく。
11.にもみられるようにキャッシュは非常にトラブルが起きやすいです。店員さんも携帯弄りながらとか、そもそもこっち見てないでお釣り帰しているので間違いも多々…デジタル決済の普及率が高いので、キャッシュを使う人が極端に少ないんです。トラブル回避の為にもQRはおススメです。
(別記事にもPick UPしますがTNG/タッチアンドゴー・イーウォレットが最強)
⑬握手はしない。(男性対女性)
挨拶は手を胸の前に合わせてするのが礼儀です。女性から男性に手を出さない限り、握手はNGです。しかし、女性から手を出す行為ははしたないとされます。
⑭腰に手を当てない
これは日本人がやりがちなポーズ。これは「怒っている」意思表示のポーズになります。やめましょう。
⑮足の裏を人に向けない
足の裏は不浄なものとされているため、他者に向けることは「敬意がない」意思表示になります。絶対にやめましょう。これは、タイも同じです。
⑯喫煙所はほぼない。飲食店前や公園など全面禁煙。
マレーシアは喫煙に対して非常に厳しい国です。イスラム教では基本的に体に害のあるものを摂取する事は禁じられています(神から借りているからだという考え)。よって、日本ほどではないにしても喫煙に対する世間の目は冷たいです。
飲食店店舗から半径3m以内・公共の場所などでの喫煙には10,000円ほど~禁固刑の罰則が科せられます。さらに、外国人であることから更なる料金の上乗せも考えられるので、「現地人が吸っているからOK」ではないです。ルールを尊守してください。
⑰公衆の面前でイスラム教の教えに背くことを言わない・しない
イスラム教において、怒ることとは「自制心がなく、信者として未熟である行為」とされます。なので、怒ることは恥とされていて、皆さん耐えています(と思った方がいいです)。
そんな自制心を鍛えているMuslimの怒りの最大のトリガーは、なにがなんであれ「宗教」です。宗教(神)を冒涜する行為は、爆発的な怒りを生みます。絶対にやめてください。そもそもイスラム教を含む、多宗教をすすんで理解する気がないなら国教がある国に来るべきではないです。

まぁすべてにおいて、「嫌がられる・マナー違反だ」というよりも、
他者が怒らないから、「別にいいんだぁ」と思わない事が一番大切です。
間違いを指摘されたら謝罪する事。
また、言語についてですが、マレー語を学ばないで英語で押し通すこと自体が、失礼であることを知るべきだと思います。英語が第二言語ともいわれるMalaysiaですが、英語が一切通じない人も実際多いです。
むしろ、個人的には英語よりもアラビア語や中国語のほうが通じる率が高い気がします。住んでいる方々が、マレー系ムスリムで、次いで華僑の方が多いからです。
(コーランがアラビア語なので「アッサラームアライクム/平安あれ・ごきげんよう」とあいさつする方も非常に多いです。)
ちなみに、日本でも英語話者は多いです。でも日本にくる外国人が、英語で話しかけてきたらどうでしょうか?それは当たり前の事ではないですし、配慮の足りないマナー違反です。ここはマレーシアでマレー語の国です。相手が英語を理解できる前提で来ることが間違っています。
様々なことを完璧には出来ません。
しかし、相手をリスペクトして、尊重する事。
そして、私たちは「宗教」に対する想いが薄い民族であって、他者のすべてを知ることは出来ないと自覚することは何よりも大切です。人にしてほしいことは、自分からしてください。
上に上げたマナー一覧は、すべてに対しての正解というわけではありません。あくまで、今まで聞いてきた「日本人によるトラブル」や「日本人の行動への不満」で話題に上がりやすい部分をピックアップしたものです。
あなたの答えは、あなたの経験の中から導き出してくださいね~
来る人も迎える人も、みんなが気持ちよく過ごせるヒントになればうれしいです(⌒∇⌒)
Have a good day!
Thank you everyone.
I hope everyone will be smiling today and tomorrow and never!!
See you💗

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